エアゾールは海外輸出できる!必要な手続きや規制、輸送方法を解説
エアゾール製品は、日常生活から工業用途まで幅広く活用されている、今や生活には欠かせない便利なアイテムです。
その利便性と多様性から、国内だけでなく海外市場でも高い需要を誇ります。特に工業製品、清掃用品、医療用スプレーなどのエアゾール製品は、グローバル市場でも急速に拡大しています。
しかし、エアゾール製品はガスや化学物質が含まれており、危険物に該当するため、海外輸出には、特有の規制や手続きが伴います。
国際輸送における安全基準、輸出に必要な書類、各国の規制対応など、輸出をするためには通常の海外輸送にはない準備が必要です。
そこで今回は、エアゾール製品の輸出を検討している方に向けて、
- エアゾールとは
- 必要な書類や規制
- 梱包と輸送の方法
などを紹介します。
エアゾール製品の輸出を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてください。
輸出入代行.comでは、年間、数百本のエアゾール輸出を一括して行っています。
エアゾール輸出を検討している人はお気軽にお問い合わせください。
エアゾールとは?
エアゾールとは、液体または固体の微粒子が気体中に分散した状態を指す広範な概念です。
「エアゾール」という言葉だけでピンとくる人は少ないかもしれませんが、スプレー缶などの中身をイメージすると、エアゾールが理解できると思います。
スプレー缶は、このエアゾール技術を利用して内容物を効率的に噴霧するための容器のことです。
この技術は、医療、化学工業、環境科学などさまざまな分野で利用されています。
エアゾールは、物質を微粒子状にして噴霧することで、均一に分散させる特性があり、この特性を利用することで、医薬品の吸入器や化粧品のスプレーなど、さまざまな用途で使用されています。
エアゾール輸出に必要な書類
エアゾール製品は輸送において危険物に該当することがあるため、輸出する際には、通常の輸出書類に加え、いくつか特別な書類が必要です。
インボイス、パッキングリスト、輸出許可証などは一般的な製品の輸出でも必要となる書類ですが、さらに、製品の安全性を証明するため
- 安全データシート(SDS)
- 品質証明書
- 製造証明書
が求められるケースも少なくありません。
安全データシート(SDS)は各メーカーが作成しており、最近ではWeb上で公開しているメーカーも増えています。
輸送の可否や条件についての記載があるので、エアゾール輸出の場合は取得を忘れないようにしましょう。
エアゾール輸出に関する規制
上記でもお伝えしましたが、エアゾールは輸送上、危険物に該当することがあります。
そのため、エアゾール製品に関しては、各国で輸出入規制があります。
代表的なものではIATA規制、米国ではEPA(環境保護庁)の規制に従う必要があり、EUではREACH規制が適用されます。
含まれている化学物質によっても規制は異なりますが、規制を遵守し、認定の取得などをすることでスムーズに輸出入がスムーズに行われることに繋がります。
エアゾール製品の梱包には注意が必要
エアゾール製品の輸送は、通常の輸出梱包と異なり注意が必要です。
危険物に該当する製品は、輸送中の振動や衝撃から製品を守ることが重要となります。
海上輸送と航空輸送のどちらを選ぶかによっても、梱包方法が異なりますが、原則、国連が定めた梱包方法を施し、危険品ラベルなどを見えるところに貼ることで、安全な輸送をすることが可能です。
エアゾールの海外輸出は輸出入代行.comにお任せ!
海外でのエアゾールの需要は高まっていますが、エアゾールは危険物に該当し、通常の輸送では送れないケースも少なくありません。
書類の準備や規制の確認等、やらなければいけない手続きもあり、複雑に感じてしまうでしょう。
そこで、輸出入代行.comでは、エアゾール製品の梱包から輸出まで一括して行っているので、エアゾール輸出を検討している人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。