アリエクスプレス(Aliexpress)で買ってはいけない商品とは?注意点やトラブル事例を紹介

中国の巨大企業、アリババグループが運営をしている「アリエクスプレス(Aliexpress)」

アリババ(Alibaba.com)が企業向けにBtoBサービスを展開しているのに対し、アリエクスプレスはBtoCを中心に、世界中の消費者に向けてサービスを展開しています。

アリエクスプレスのウェブサイトを見てみると、非常に多くの商品が、リーズナブルな価格で販売されており、とても魅力的なプラットフォームです。

しかし、アリエクスプレスには、日本から買ってはいけない商品が販売されていることも事実。

そこで今回は「アリエクスプレスで買ってはいけない商品」をテーマに

  • アリエクスプレスで買ってはいけない商品
  • アリエクスプレスで買い物をする際の注意点
  • アリエクスプレスでのトラブル事例

などを解説していきます。

「アリエクスプレスでの買い物が気になっている」という人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

【前提】アリエクスプレスが危険なサイトというわけではない

Aliexpress 買ってはいけない

アリエクスプレスについて調べていると

  • 買ってはいけない
  • 危ない
  • ヤバい

などというネガティブなキーワードが一緒にでてくることもあると思います。

しかし、大前提としてお伝えしたいのが「アリエクスプレス=危険なサイトではない」ということ。

他と比較して価格が非常に安いことも珍しくないため「なにか怪しいのではないか」と疑問を抱いてしまう気持ちもわかります。

ですがアリエクスプレスでの買い物は注意点を抑えれば、とても便利に買い物ができるECサイトです。

アリエクスプレスで買ってはいけない6つの商品

アリエクスプレスは便利ではありますが、上記でもお伝えした通り「買ってはいけない商品」も存在します。

具体的には

  • ワシントン条約で輸入が禁止されている商品
  • 日本の関税法での輸入禁止商品
  • PSEマークがついていない商品
  • 技適認証のない商品
  • サブスクのアカウント
  • SNSなどのフォロワー

の6つの商品です。

ここから、それぞれの買ってはいけない商品について詳しく解説していきます。

【NG商品①】ワシントン条約で輸入が禁止されている商品

買ってはいけない商品1つ目は「ワシントン条約で輸入が禁止されている商品」です。

ワシントン条約の正式名称は「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といい、絶滅可能性のある動植物を守るための法律です。

ワシントンで1973年に決定されたことから「ワシントン条約」と呼ばれています。

代表例としては

  • トラなどの毛皮製品
  • 象牙製品
  • ハヤブサなどの標本
  • サイの角などアクセサリー
  • 漢方薬(虎骨、木香等を含むもの)

があります。

これらの製品はたとえアリエクスプレスで販売をされていたとしても、買ってはいけない商品です。

【NG商品②】日本の関税法での輸入禁止商品

「日本の関税法での輸入禁止商品」もアリエクスプレスで購入することはできません。

関税法は、関税の賦課、徴収及び貨物の輸出入などについて定めた法律です。

具体的には下記の商品の輸入が関税法によって禁じられています。

  • 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
  • 指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
  • けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
  • 爆発物
  • 火薬類
  • 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
  • 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
  • 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
  • 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
  • 児童ポルノ
  • 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
  • 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm

特にアリエクスプレスでは、

  • ブランド品のコピー商品
  • 著作権や商標権を得ていない人気キャラクター商品
  • 日本国内で指定薬物となるハーブやアロマオイル

が多く販売されているので、購入をしないよう注意が必要です。

【NG商品③】PSEマークがついていない商品

続いて紹介する「PSEマークがついていない商品」は、輸入又は販売等の事業目的での購入の場合、買ってはいけないNG商品となります。

日本国内では「電気用品安全法」という法律により、指定された電気用品には、販売するにあたって「PESマーク」をつけなければなりません。

「PESマーク」とは電気製品の安全性を示す印であり、PESマークのある商品は「電気用品安全法の基準を満たしている」という証拠になります。

ただ、PESマークの有無について法律で定められているのはあくまでも事業目的であり、個人の使用による輸入については適用されません。

とはいえ、安全性などのリスクについては自己責任となりますし、急な法律の変更等も考えられるので、個人利用だとしても購入には注意をするようにしましょう。

【NG商品④】技適マーク(認証)のない商品

技適マークがない無線機もアリエクスプレスで買ってはいけない商品です。

技適マークとは「電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマーク」で、無線機それぞれに表示されています。

無線機というと、なにか特殊な機器を想像してしまいますが、

  • スマートフォン
  • Wi-Fiルーター
  • Bluetooth機器
  • ドローン

なども含まれます。

アリエクスプレスではスマートフォンやワイヤレスイヤホンが安価で販売されているので、購入の際は技適マークの有無をチェックするようにしてください。

【NG商品⑤】サブスクのアカウント

NetflixやYoutube Premiusなど、サブスクのアカウントもアリエクスプレスで販売されていることがありますが、こちらも買ってはいけません。

見た目はサブスクを格安で利用できるような商品になっていますが、そもそもほとんどのサブスクでは利用規約にてアカウントの販売を禁止しています。

また、たとえ購入をしたとしてもアカウントがBANされる危険性も高いです。

サブスクを利用したい場合は、ちゃんと自分で契約をするようにしましょう。

【NG商品⑥】SNSなどのフォロワー

アリエクスプレスではSNSなどのフォロワーも販売されていますが、これらSNSフォロワーも購入NG商品です。

基本的にSNSではフォロワーの購入は禁じられていますし、発覚した場合こちらもアカウントBANの対象となります。

またYoutubeのチャンネル登録者の購入や再生回数の増加なども同様に規約に違反する行為なので、アリエクスプレスで販売されていても購入しないようにしてください。

アリエクスプレスで買い物をする際の3つの注意点

アリババ アリエク 違い

アリエクスプレスで買ってはいけない商品について理解できたと思います。

しかし、アリエクスプレスには買ってはいけない商品以外にも、購入の際に気を付けなければいけないポイントがあります。

そこで、ここから「アリエクスプレスで買い物をする際の注意点」を3つ紹介します。

注意点①:プラグタイプが合っているかどうか

1つ目の注意点は「プラグタイプが合っているかどうか」です。

アリエクスプレスでは、世界中のユーザーをターゲットに商品を販売しています。

そのため、電源を使用する商品の場合、プラグが日本仕様ではない可能性も。

例えば、一般的に日本ではAタイプと言われるプラグを使用していますが、ヨーロッパではCタイプというプラグを使用しているため、Cタイプのプラグしか使えない商品を購入してしまうと、せっかく購入したのにそのままでは使えません。

変換プラグがあれば使えないこともないですが、毎回変換プラグを使うのは手間に感じる人も多いでしょう。

プラグタイプは見落としがちなポイントなので、確認することを忘れないようにしましょう。

また、海外製品は使用電圧が異なるケースも少なくないので、電圧についても注意してください。

注意点②:大型商品は送料が高額になりやすい

続いての注意点は「大型商品の送料」について。

アリエクスプレスでは、購入後は基本的に中国から配送されることになります。

そのため、大型商品は送料が高額になりやすいことに注意。

パッと見て製品の価格が安価だったとしても、送料を合わせたら結局日本で購入した方がいい商品もあります。

国際輸送の配送料は国内輸送とは感覚が異なるので、必ず確認することを忘れないようにしましょう。

注意点③:商品とショップのレビューを確認

アリエクスプレスで購入の際は「商品とショップのレビュー」を確認するようにしてください。

ネットショッピングでは商品画像と値段だけで判断して購入してしまうことがあるかもしれません。

しかし、海外ECの場合はショップの場所や運営会社などが、私たちからは見えない状況なので、購入にあたって同じ消費者のレビューはかなり参考になります。

  • 安全な販売業者か
  • 返品対応などがあるのか
  • 梱包は問題がないか

など、レビューを見るだけで確認できるポイントはたくさんあるので、レビューのチェックは欠かさずにしましょう。

アリエクスプレスでのトラブル事例

海外ECでは国内ECでは起こらないようなトラブルが起きることも珍しくありません。

実際アリエクスプレスでは、どのようなトラブルが多いのでしょうか。

よくあるトラブルについて、事例をチェックしていきましょう。

【事例①】頼んだ商品と違う商品が届く

数多くの商品を取り扱っていることもあり、発送の段階で取り違えがあり、頼んだ商品と違う商品が届いてしまうことも。

特にアパレル関連ではサイズ違いや色違いが起こりやすいです。

もし頼んだ商品と違う商品が届いた場合は、速やかにショップに連絡してまずは確認をしてもらうようにしましょう。

【事例②】いつまでも商品が届かない

アリエクスプレスは中国から商品が配送されるため、配達まで時間がかかります。

サイト内で配送ステータスが確認できるようになっていますが、なかなか進まないと思えば、急に進んだりすることも珍しくありません。

また、国際輸送なので税関でストップするリスクも考えられます。

商品が届かないと不安になりますが、まずは様子をみて少し待ってみて、それでも届かない場合はショップに問い合わせてください。

【事例③】破損品や質の悪い商品が届く

国際輸送は国内輸送よりも扱いが雑なことも多く、配達されたときに破損をしていたりすることも少なくありません。

そのようなトラブルの場合、アリエクスプレスには返金保証制度があるため、証拠を準備したのちショップに問い合わせましょう。

それでも対応をしてもらえない場合は、サイトに「Open Dispute」と呼ばれる異議申し立てができるので、こちらで申し立てを行うようにしてください。

ここまで3つのトラブルをお伝えしましたが、基本的にアリエクスプレスではバイヤープロテクション(購入者保護)制度があるので、どのような状況となってもトラブルの場合、バイヤープロテクションの流れに従って、トラブルを解決することをオススメします。

アリエクスプレスでクレジットカードの登録が怖い?

アリエクスプレスでは支払いの際、クレジットカードを登録しなければなりません。

とはいえ、慣れない海外ショッピングでクレジットカードを登録することにきっと不安を感じる人もいますよね。

そんな不安を解消したい場合「海外EC購入代行」を使うことをオススメします。

海外EC購入代行では、商品の情報(URLなど)を送っていただくだけで、クレジットカードの登録をせずに気軽に海外サイトからの買い物が可能です。

輸出入代行.comでも「海外EC購入代行」を行っているので、お気軽にご相談ください。

アリエクスプレスを上手に使って買い物をしよう

アリエクスプレスには買ってはいけない商品が販売されていることも事実です。

しかし、ポイントを押さえて上手に使いこなせば、かなりお得に買い物をすることが可能です。

輸出入代行.comではアリエクスプレスの購入代行サービスを行っているので「アリエクスプレスで買い物をしたいけど何かと不安」という人は、ぜひお問い合わせください!

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